現在のカゴの中

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     重ね煮ってどんな料理法

「野菜を鍋の中に重ねて煮る!」それだけのとてもシンプルな料理方法です。
重ね煮は、野菜が本来持っている自然の「うまみ」を最大限に引き出します。
その秘密は、大根や人参の皮、そして、ごぼうのアクさえも、すべて野菜を丸ごと
料理することにあります。
鍋底と層に重ねた野菜の上に自然塩を少し振り、水を一滴も入れずにフタをして
弱火にかけます。鍋の中で野菜たちが仲良く調和して、深い味わいの野菜の煮物
ができあがります。野菜が本来持っているうまみを引き出すので、砂糖やみりん、
化学調味料も一切必要ありません!
重ね煮は「野菜って、こんなにおいしい!」と改めて実感させてくれます。
大切なのは、作り手の素材への感謝と料理を楽しむ気持ち! これが、重ね煮をさらに
おいしくしてくれるのです。気持ちを込めて丁寧に重ね煮されたすると、食べる人たち
を健康に、そして幸せな気持ちにしてくれます。


■重ね煮のいいところ…
その1.とにかく野菜がおいしい!
その2.野菜がたくさん食べられる
その3.「重ね煮」を食べると体が喜ぶ(あなたも食べて実感して下さい)
その4.水を入れずに煮るので、一週間ほど日持ちする
その5.1種類の重ね煮が何種類もの料理にアレンジ可能
その6.調味料の使用量が減る
その7.生ゴミが減る
その8.使用調理器具も少なく、狭いスペースでも調理可能。しかも、料理が楽しくなる!


■野菜を重ねるだけでなぜおいしいの…?
野菜を重ねるだけでなぜおいしいの
素材の性質をはかる尺度に「陰陽論」というのがあります。
 例えば、根菜類は下に向かって伸びる求心力で成長し、体を引き締め、暖める”陽性”です。
葉菜は上に向かって伸びる遠心力で成長し、体をゆるめ、冷やす”陰性”です。
 重ね煮では、葉っぱを下に、根っこを上に重ねます。
 これに火を加えることで、上に向かおうとする力と下に向かおうとする力が働き、それが、お互いに影響しあって、素材の持つ本来の甘みや旨味を引き出すことが出来るのです。重ね煮の鍋の中では、人間の考えや力ははるかに及ばない、自然界のバランスと調和のエネルギーが働いているのです。
とはいえ、難しい理屈を考えるよりも「野菜さん。ありがとう!おいしくなってね。」と気持ちを込めながら、料理することが「重ね煮」をおいしく仕上げるコツのようです。

     重ね煮の基本

おいしく!楽しく!お手軽に!野菜を食べられる方法「重ね煮」を紹介します。
「重ね煮」の基本原則は下記、図の通りです。
何種類かの野菜を、皮もむかずアクもとらず層状に重ねて入れ、塩を振り、水を一滴も入れずに弱火でゆっくり煮ます。そうすると、鍋の中で野菜が調和し、野菜が本来持っている甘みと旨味が最大限に引き出されます。
鍋
鍋
  1. 若い数字の順に下から並べる
  2. 数字の付いていないもの(●印)は多少位置が上下してもよい
  3. 切干大根や干ししいたけなどの乾物は、生の場合と同じ位置に置く
  4. こんにゃくは、ほとんどが水分なので一番下にする。
※この重ね方は、あくまで原則です。素材によっては例外もあります。
■重ね煮の手順
  1. 野菜の細胞を壊さないように、繊維に対して水平もしくは直角に切る。
    また、それぞれの野菜の大きさをそろえる。
  2. 鍋底に固まらないように均一に塩を振る。
  3. 材料を基本に従って鍋の中に各野菜の層を作りながら重ね、一番上に均一に塩をふる。
  4. ふたをする前に軽く押さえて「おいしくなあれ!」と心をこめる。
  5. 必ずふたをして、とろ火でゆっくりと蒸し煮にするのが基本。
  6. 一番上の野菜のいい香りがしてきたら、できあがり。


  1. 野菜の水分だけで調理するので、ふたに穴が空いていないものを使う。
    (土鍋など、ふたに穴があいている鍋は穴に菜箸をさすとよい)
  2. 鍋の素材は、アルミを避け、土・鉄・セラミック・ガラス・ステンレスなどがよい。
    中でも土鍋は美味しい重ね煮が仕上がる。
  3. 重ね塩は、必ず振る(味付けの塩ではない)。
  4. 塩は、天然塩を使うと良い
  5. ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどは、味が変わって重ね煮に合わないようです。
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